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荻原 浩

過去を振り返っても仕方がないと思うんですよねぇ。もっと今に幸せを感じたり少しでもよくすることに目を向けたほうがよいですね。著者は世の中の厳しさに焦点をあわせて物語のレベルを置いて元気づけたいのかもしれませんが、あまりにも主人公が意思薄弱で卑屈すぎるように思います。自身過剰の裏返しがこれではいかがなものかと思います。やめるもはじめるも自分で決めたんならしゃんとしなさい!って感じですな。悪いのは環境じゃなくて本人にしか見えない(笑)
主人公のキャラクターだけの問題でなく、この方の書く小説は華がないんですよねぇ。悲惨な話でも、厳しい話でも、楽しい話であっても小説には、華が必要だと思います。華ってなんだといわれるとなかなかうまく言い表せないのですが、小粒でネガティブでくすんだようなものには感じるものが少ないように思います。自分サイズの話ということとは違うような気がします。荻原さんの小説は2作目ですが、どうもそんな印象がぬぐえないです。エンターテイメントとしての根本のなにかが欠けているような気がして仕方ありません。
期待を込めてのレビューでした。

[本▼▼▽▽▽大盛]
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2006.01.21 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |