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福井 晴敏

福井晴敏については、発売時より積読のままの『亡国のイージス』しか知らなかったのですが、基本的にこういう小説を書く人なんですね。
これぞ、先入観をなしによむことの醍醐味(笑
知っていれば絶対に読まないだろう小説に浸りました。

市ヶ谷の防衛庁情報局に属するAPと呼ばれる活動員たちを取り巻く出来事を短編でまとめてあります。
言わば国産スパイ小説のようなものですね。
相手は北朝鮮でありロシアでありという設定。
東京はスパイ天国とはよく言われる話ですが、ここまで激しくはないにしても世間に知られないところでいろいろな工作活動が行われているんでしょうね。
そうじゃなきゃ、こんなに平和な毎日が続くはずがない。
最近まで北朝鮮の活動を偵察していたという人と合う機会があってなおさら思います。
なさそうでありそうな設定に気持ちよく引き込まれました。
できれば個人の情のようなものは少なくしてもらったほうがいいかな。
人情がからむところは妙にべたべたした感じでいまひとつ。
情にほだされるスパイというのもどうもね。
ま、日本は湿り気が多い国だからしかたないか。
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2005.05.30 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |