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平岩 弓枝

「はやぶさ新八御用旅」は人気シリーズなんだそうで、そんなこととは知らずに読みました。
江戸時代の奉行所に仕える隼新八が主人公。
時代小説とはいうものの、基本的には謎解き探偵小説です。
時代が違う分だけ、そこはかとないのどかさが漂っていて楽しかったです。
タイトルは殺人事件なんてことになっているけど、決して血なまぐさいものではなくて、さわやかな気分で軽快に読みきることができました。
まさにエンターテイメント小説の醍醐味。
それにしても、平岩弓枝という人は筋運びがうまいですね。
謎が謎を呼ぶばかりなのですが、決してあきさせない。
隅々まで無駄のないスムーズな筆力はたいしたものです。
ついつい引き込まれてしまいました。

例幣使道というのは、徳川初代将軍家康を奉った日光山へ、幕府の要請により朝廷から派遣される奉幣の勅使。
毎年4月になると参勤交代の行列のように京都から日光までを往復したのだとか。
この道中を共にしているような気分を味わえるのもこの小説の醍醐味。
ほかのシリーズもちょっと読んでみたくなりました。
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2005.05.25 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |