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フェデリコ・フェリーニ

フェリーニの作品を見るのはたぶん20年ぶりぐらい。
以前は新しいものを中心に見ていたので、出世作とも代表作とも言われる「道」を観たのは初めてです。
よく知られるとおり、旅芸人(大道芸)の生活を通して人の罪と再生を描いたお話です。

お金と引き換えにザンパノの妻となることになった頭の弱いジェルソミーナ。
彼の野卑で粗野な性格になじめないまま大道芸を仕込まれていきます。
そして...

以前、この映画を見たときは、フェリーニの妻であったジュリエット・マシーナが演ずるジェルソミーナのキャラクターに違和感を感じて、途中で投げ出してしまったのですが、彼女こそがこの映画の価値そのもののようにさえ感じました。
やっとフェリーニの気持ちがわかったということでしょうか。
ストーリーそのものは比較的シンプルなのですが、人の生き方の本質に迫るような内容なので、何度で観ても感じるものはありそうだし、少しずつ感じ方や観るところが変わりそうでもあります。
ジェルソミーナが思いを寄せる綱渡り芸人の存在もこの映画に欠くべからざる存在となっていて、映画の見方を変えるキーマンにもなりそうです。
それにしても登場する3人の関係設定は絶妙。
モノクロの古い映画ですが、映像もとてもきれいです。
偶然の産物か神のみになせる業という気さえします。

久々のフェリーニ、その芸術性にいたく感動しました。
これだから、名作はやめられません。
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2005.05.14 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) |