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赤沢 威 (編集)

青木淳悟の「クレーアーのほとりで」にネアンデルタール人が出たから読んだわけではなく、偶然同じ時期になった。
本を読んでいて偶然に出くわすことがよくある。
そんなものなのだろうか?

この本は、2004年に実施された文部科学省科学研究費による公開シンポジウムの講演をまとめたものだそうです。

1987年、現代人のミトコンドリアDNA分析により、現代人の他地域進化説ではなくアフリカ起源説を支持する報告が打ち出された。さらに1997年、ネアンデルタール人のDNA抽出と塩基配列の決定に成功し、現代人のアフリカ起源説が決定付けられたのだそうだ。
15万年前に遡る時代のことだという。
そして60万年前には、アフリカの原人を共通する先祖とするネアンデルタールの先祖と現代人の先祖がアフリカの地ですでに別れていたことも明らかとなったという。

600万年前に猿人とわかれ二本足で歩きはじめ、最初の石器製作者となったホモ・ハビリス。
170万年前に出現し、アウト・オブ・アフリカに挑戦し、芸術の兆しを感じさせるハンド・アックスを製作した原人。
20万年前に死者の埋葬を始めたネアンデルタール人。
4~3万年前にヨーロッパに現れ、洞窟や岩壁に絵を描き、彫刻を始めたわれわれ現代人(コーカソイド)の直接の祖先となるクロマニョン人。
ヨーロッパを中心に中央アジアに住んでいたネアンデルタール人は、4万年前に氷河期のヨーロッパでクロマニョン人に出会っているはず。
そのとき何が起こったのか、とても興味をそそられる。
ネアンデルタール人は混血したのか、それとも絶滅の道をたどったのか。
彼らの間に交流があったのか、なかったのか、それは戦いではなかったのか...興味は尽きない。

自分たちの遠い祖先のことをほとんど知らない自分にとっては、初めて知ることの多い本でした。
それにしても、遺伝子は知れば知るほどにおもしろい。

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2005.04.17 | 本  | トラックバック(1) | コメント(0) |