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復活

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パオロ・タヴィアーニ  ヴィットリオ・タヴィアーニ

マグダラのマリアつながりでパオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟が映画化したトルストイの「復活」を見ました。
なんと3時間!

一時の思いから私生児のカチューシャ・マースロアと関係を持ち懐妊させたドミートリイ・ネフリュードフ。
それを知らぬネフリュードフは保身のため手切れ金を渡し戦地へ赴く。
一方カチューシャは子供も亡くし、娼婦として身を立てることに。
数年後、冤罪で裁判にかけられたカチューシャと陪審員となっていたネフリュードフが法廷の場で再開することに。
そこから許しを乞う償いの旅が始まる。

まさにネフリュードフの贖罪と悔悛が全編を覆いつくす作品。
キリスト教の世界を少し知ってから見るとやはり見方も違います。
学生時代ロシア文学を読んでいたとき、海外では罪人は許されるものという話を聞いたのを思い出しました。
当時は罪人を日本人は許さないのに海外ではなぜ許すという発想になるのか不思議で仕方ありませんでした。
この年になってその理由がわかったような気分です。

個人的にはもっとカチューシャの側から描いてほしかったかな>トルストイさん
ロシア革命前の状況を考えれば仕方ないのでしょうけど、これでも男の勝手な話みたいでちょっと引いてしまうところも。
それにしても、宗教、文化の違はとても興味深い世界です。

こういう小説は主人公の内省的な部分を描く内容なので映画にするのはかなり難しいですね。
パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟もよくがんばったと思いますが、到底小説には及ばない。
情熱的なイタリア語の「復活」というのもなんともいえないし(笑
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2005.02.26 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) |