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真夜中の五分前

本多 孝好

AでBの想像をして、Bに入って予想を裏切られ、Bの前半まではあまりのクールさに寒気を覚えるほど(笑)
乙一と比べるのはどうかと思いますが、乙一が長編を書くとこんなクールさかなと思ったり。
乙一の人間味を感じない世界を苦手とするものにとってはちょっと苦痛でした。
最期のほうになってやっと出てきた人間味に胸をなでおろす始末。
そうそう、そうじゃなきゃいけないのよと。
この最後を書きたかったためだけに、残りのキャラクター設定をしていたのかとほんのちょっと納得です。
それにしてもこんな世界に若い人は共感するところが多いのかなぁ。
だとしたら、ちょっと寂しい世界ですねぇ。

これが直木賞候補と言われると違うような。
かすみとゆかり、小金井さん、水穂の設定も今ひとつ脈略がないし、主人公の仕事もまったくリアリティを感じないし。
なんだかとってもヴァーチャルなムードがいやでした。
小説としての完成度は決して高くないと思いますがどうでしょう。

真夜中の五分前

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2005.01.11 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |