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熱帯

佐藤 哲也

これもファンタジーっていうんですねぇ。
ファンタジーの世界がいよいよわからなくなってきました(笑

作者は空調設備のおかげで不自然なまでに暑い夏に怒りが爆発しただけで書いてしまったのかと思えるほど意味もないパワーにあふれたお話。
湿度100%、ほとんど真夏日の多々羅群島に物語りは始まります。
とにかくはちゃめちゃすぎてなにがなんだかわからないおもしろさです。
ふざけた名前のありえないキャラクターがこれでもかこれでもかというほど出てきます。
主婦から思想団体、プログラマー、諜報部員、化け物までを投入して、実世界を象徴的にコラージュして見せるような手法に完全にはまりました。
ホメロスからヘーゲル、サルトルまでなんでもかんでもつまみ出してきてごった煮にした独特のシニカルな笑いもなかなか。
どちらかというとつまらないという人が多そうな作風ではありますが、好きな人にはたまらないでしょうね。
私もこんな変な小説が大好きです。

最後に残るのは真夏日が続く都会の熱風かな。

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2004.10.31 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

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