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この2作品は録音がいいのと、志ん生の体調がいいのかとても聞きやすい印象です。いずれもダジャレ型のサゲです。

『抜け雀』
かわいい雀が浮かぶようなほのぼのとした噺。暖かな休日の朝に聞くとてもほんわかした気分になれます。一文なしの客ばかりを停めてしまうお人よしの夫婦のキャラクターもいい感じ。昔のファンタジーとして聞くのもいいかもしれません。

『おせつ徳三郎 ~刀屋~』
大店の一人娘おせつが婿を取ると聞いた徳三郎。もともと恋仲だっただけに腹の虫が治まらず、刀を買おうとするのだけど、あまりに短絡的な態度に売り渋る刀屋の店主。買うほうも本気で人切りをしたいのかどうかもあやふや。一時の気の迷いのようなところも。そんなとき婿取りをいやがったおせつが家を出たという話を聞き、二人で心中をはかろうとするものの意外な命拾いをすることに。
前半は、花見小僧という噺が別にあります。
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2007.06.24 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |

志ん生落語マラソンもやっと三分の一ぐらい。今回の2作品はいずれも聞きやすい録音で、志ん生の声にも張りがあってなかなかいいです。

『お直し』
文部大臣賞を受賞した落語。枕でも本人が遊郭もので文部大臣賞とはと話しています。これを志ん生の十八番とする人も多いようですね。
生活に困った夫婦者が二人で遊郭をやることにしたお噺。「お直し」というのは今流に云うと時間延長のこと。二人のやきもちとそうとは知らずにからむ酔っ払い客のやりとりが面白いですね。中睦まじい夫婦愛を感じられる人情落語です。

『干物箱』
居留守の代役を頼まれた男の短いお噺。軽い小話という感じかな。

2007.05.31 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |

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古今亭志ん生(五代目)

このところ風呂の読書が風呂の落語に取って代わられつつあります。そうさせた張本人が古今亭志ん生。この人の落語は話術のうまさは言うまでもありませんが、脱力効果が抜群。

『火焔太鼓』
落語は洒落という枕から始まるのですが、サゲがほんとうにただのしゃれ。古道具屋が300両を手にするシンプルなストーリーでこれだけ幸せな気分で聞けるとは、元来人間がもつおかしさそのものの魅力からくるんでしょうね。夫婦のかけあいがとても楽しい落語です。こういう噺を聞くと人間ってかわいいなぁと思います。とくに最後の奥さんの喜ぶ様子が理屈抜きで笑えます。古今亭志ん生の十八番なのだそうですが、さすがに勢いが違いますね。観客もしゃべるごとに笑うほど。

『黄金餅』
江戸の名物黄金餅の由来ということなんですが、上方のオリジナルにはもう少しサゲらしいサゲがあるようなのでちょっとがっかり。志ん生の話しもずっとハイトーンでテンションが高いままなので聞き疲れるところもあります。
落語では仏様の話が結構ありますが、死生観が今とちがって身近なものだったのかな。

2007.03.17 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |

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桂米朝

感情の表現にすこし棘を感じながらも聞きやすい桂米朝。

『らくだ』
図体の大きくてぐうたらのらくだと呼ばれた卯之助が死んだのをいいことに、弔いの金を長屋の住人からせしめようとする弥猛(やたけた)の熊五郎といいように使われる通りすがりの紙屑屋。言いなりに使われた紙屑屋が酔って豹変するお噺。なんとも情けない紙屑屋の精一杯の交渉がおかしいですね。

『京の茶漬』
京都のぶぶ漬の話は現代でもよく語られる京都ならではの習慣。古都ならではの表と裏の世界を代表する事例ですね。そのぶぶ漬に対して真っ向から挑むためにわざわざ大阪から京都に行ったお噺。さげはなかなか品があってよいですね。まさにぶぶ漬の京都に分があり。

2007.01.27 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |

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古今亭志ん生(五代目)

古今亭志ん生は、疲れたときに好んで聴かれる落語と聞いたことがありますが、最近の落語と違って緩急があまりなく、時間の流れがゆっくりしていた時代を思い出させてくれるようですね。むかしのおじいちゃんの話を聴いているようです。「ぽてちん」の鳳啓助の「エッ」という口癖に似たところがちょっと気になりながら(笑)

『大山詣り』
「大山詣り」は江戸時代中期に、庶民の間で大ブームとなったのだそうです。私の住む近くには現在も国道246号の前身である「大山街道」の名を残す道があり、最近はそれにちなんだイベントも催されています。
この落語は今でいうところの団体旅行にあたる「大山詣り」の様子を喧嘩早い江戸っ子の熊さんを中心に楽しく聞かせるものです。最後のさげは今でもよく使われるもの。ルーツはこの落語にあったのでしょうか。江戸庶民の娯楽を風情として感じられる落語でした。

2007.01.27 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |

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桂枝雀

いつもCDで聞いているのですが、どうしても動きのところが見られないのが残念。枝雀の場合は顔の表情も噺の一部になっているに違いないのでいつかDVDで見たいものです。

『三十石夢の通い路』
とてもシンプルなお話。京都大阪を行き来する三十石の船旅道中をおもしろおかしく聞かせます。へんに小細工をしていないので聞きやすいですね。到着間近の舟歌を聴いていると穏やかな川面に身を任せているようで、ほんとうに夢心地になってしまいました。意表をつくようなものではないこういう「さげ」もいいものですね。桂文枝の十八番が現代によみがえるようでした。

『夢たまご』
これは枝雀の新作落語だそうです。夢を見るたまごを食べるという噺。自作のせいかちょっと作品をからかったような遊びが少ない分、堅苦しい印象を残す印象でした。自作自演というのは案外むずかしいものなのかもしれませんね。

2007.01.21 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |

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桂枝雀

久しぶりの落語エントリーです。
枝雀の落語は、はじめて聴くときは言葉が聞き取りにくく感じるところはあるのですが、二度三度聞くのにはリズムやムードを楽しめておもしろいノリのいい落語です。落語を独特のリズムで解釈しているのかもしれないですね。

『どうらんの幸助』
もめごとを治めることに心意気を感じる胴乱の幸助。人助けの思いが高じて、作り話(浄瑠璃)と現実の境目さえもわからなくなる始末。
とにかく幸助の役作りがうまい。思い込みにあきれるまわりの人の様子がなんとも楽しい落語です。さげでの徹底した思い込みまでよくできたお噺。ストーリーのできはよく動きもあって秀逸。なかなか好みの落語です。

『植木屋娘』
植木屋幸右衛門は寺の居候をする伝吉には500石の家徳があるという話を聞き、娘のおみつをなんとか結び付けようと四苦八苦。二人の様子を盗み見るところから女房との会話あたりでの幸右衛門のうかれた様子がおかしい。
こちらの噺でもキャラクターづくりが楽しいですね。噺もシンプルでわかりやすいのですが、さげは駄洒落のような軽いものです。

2007.01.20 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |

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柳家小三治

柳家小三治さんの噺は膚にあいます。何がそうなのかはよくわかりませんが、本人が楽しんでやっているような気がするからでしょうか。

『味噌蔵』
しみったれの旦那の噺。ストーリー云々ではなくて、しみったれな感覚がとにかくおもしろい。
旦那がいない間に番頭の独断で贅沢をしようという話になるのだけど、贅沢したことのない人のやることのおもしろいといったらありません。
どこから聞いても笑えます。

『小言念仏』
こちらは、噺自体が小品ですし、あまり上等なものではないですね。
念仏おやじの小言がちょっと耳障り。

2005.10.15 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |

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三遊亭円生

このCDはライブではないので、最初は今ひとつかなと思いましたが、さすが名人、しばらく聞くうちにすっかり円生の話術に取り込まれてしまいました。
同じ『死神』を柳家小三治さんで聞いてみましたが、改めて円生のうまさに感心しました。
最近、ポストキャッドでニフティから落語が配信されていますが、うまい人のCDを聞いていると、どうも心地よく聞けなくていけません。
やはり話術の妙というのは侮れない世界です。

『死神』
先日読んだ『江戸の妖怪革命』をそのまま落語にしたようなお話し。
当時の妖怪事情が目の前に浮かぶようで楽しいです。
当時の妖怪のような楽しみって、今はないですよねぇ。
妖怪を楽しむ江戸の文化がちょっとうらやましくもあります。
こちらの噺の中で両国回向院での出開帳の話題が出てきます。
開帳を再現したらさぞや楽しいイベントになりそう。

これは貧乏人が死神の手を借り医者になるという噺。
まじないのセリフが落語家によって違うようですが、円生の「アジャラカモクレン エベレスト テケレッツノパ」が好きです。
エベレストの響きがなんともいい(笑)
最後のサゲもなかなかブラックで怪談落語のおもしろさを味わえます。
円生の落語はもっともっと聴いてみたいですね。

2005.10.10 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |

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桂米朝

桂米朝は昔からよく聞く機会はあったし、それなりの評価を得ている落語家ですね。
あらためて聞くと確かに安定したうまさはさすがです。
とくに情けない人の表現はうまい。
ただ、完成度の高さはどことなくおもしろみに欠けるところもあって、なんだかいいような悪いような複雑な気分。
安心して聞きたい人にはおすすめの落語家さんなのかな。
『鴻池の犬』も『千両みかん』も噺自体は情けなくも愛しい庶民生活が生き生きと描かれていて気持ちよく楽しめます。
こういう軽い感じの落語もいいですね。

『鴻池の犬』
捨て犬として拾われた器量のいいクロが主人公。
人間じゃなく犬というのが意表をついていていいですね。
あるとき男気のあるクロが病気の犬と出会い、人情味ならぬ犬情味あふれる交友が描かれます。
ただ、人間じゃなくて犬というところがどうにもこうにもならない。
どうにもならない犬の世界とどうにもならない人間様の世界が重なっていくようで聞いていておかしいです。
とにかく、犬だか人間だかわからなくなりそうなところがこの噺のおかしさですね。

『千両みかん』
病の若旦那のみかんを食べたいという望みを聞いてしまった番頭さん。
みかんをぐらいと思ったが、季節が悪いこともありどこにいってもみかんなんてありゃしない。
探す姿もおかしいし、さげも番頭さんのキャラクターの総まとめのようで最高。

両方ともにお気軽落語でありながら、実は密度の濃い落語のエッセンスが楽しめ、何度も聞きたくなるようないい噺でした。

2005.09.23 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |


桂 枝雀

枝雀の落語は、関西風に言うところの”しゃべくり”がとにかくおもしろい。
関西人には生活の中で染み付いた、たまらない味です。
ヤスキヨを一人でやっているような感じさえ受ける極端なまでに緩急をつけたボケとつっこみが最高。
東京生まれの家人に言わせると何を言っているかわからないと言います。
この感覚は、音楽でいうとラップに近いかもしれません。
内容よりもことばと言う楽器を楽しんでいるような。
聴きようによってはうるさいという向きもあるかもしれません。
ただ、壺にはまればそこは陶酔の世界。
枝雀は表情もとても豊かな人なので、できればDVDで見たいところですね。
あらためて聴いてみると、急逝したことが返す返すも残念に思われる落語家の一人だと思います。

『高津の富』
実在する高津宮で売られる富くじをめぐるお話し。
金持ちという触れ込みで泊まった客と宿屋の亭主のやりとりがおかしい。
金持ちぶりを自信たっぷりに語る口ぶりが最高。

『壺算』
誤って壊した壷を買いにいくのに、値切りの仕方を教えてもらうというお話し。
教えるほうと教えられるほうのかみ合わない会話、陶器屋のおやじとの意味もなく強引な交渉が楽しい。
聴いているとそんな算術もあるかと思えてくるところの妙かな。

ふたつとも誤魔化し話しとして気持ちよく笑えます。
これぞ、枝雀のうまさが光るところですね

2005.07.19 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |


柳家小さん

落語家で一番最初に思い出すのが、柳家小さん。
語り口やちょっとした表情がなぜか印象に残っていた。
こうして改めて聞いてみると、それが人柄のよさによるものだったということがよくわかる。
一人ひとりの登場人物に、優しい思いが込められているように聞こえる。

『長屋の花見』は貧乏長屋の連中が大家につれられてケチケチ花見に行くという話し。
『ろくろ首』のほうは、そのタイトル通り、結婚したくて仕様がない与太郎が、おじさんのすすめで首が伸びる女のもとに婿入りするという話し。

いずれも軽妙なお話で、登場人物のとぼけた味がなんともいえない。
とくに『長屋の花見』のほうは、登場人物の皮肉な洒落が貧乏を楽しんでいるかのようでなんとも楽しい。
落語の王道のように感じる噺でした。

2005.07.16 | 落語 | トラックバック(0) | コメント(0) |

時の流れに

古今亭志ん朝

いよいよi-Podの落語生活に突入です。
第一弾は、古今亭志ん朝。
「百年目」を選んだのはまったく適当な選択です。

志ん朝を初めて聞いた感じは、元気のいいところの声の使い方にちょいと引っ掛かりを感じるものの、メリハリのある軽快な感じが子気味よくてとてもいい感じでした。
このころはまだ若かったからということを差し引けば、正統派として安心して楽しめそうです。
CDとはいえ、初めて本気で聞く落語がこれでよかった気がします。

この噺は、商家をまかされた生真面目な番頭の、遊び好きな一面をおもしろおかしく聞かせるもの。
当時の商売に関わった人たちとして、旦那や番頭、手代、丁稚、遊びのほうでは芸者や幇間(たいこもち)などが出てきて、なかなかにぎやか。
噺に動きがある感じとでもいうのでしょうか、こういう映画を見るようなビジュアルな落語もあるんだなぁと思わぬところで感心してしまいました。
人物をうまく描き分けているという六代目三遊亭円生も是非聞いてみたいと思います。

2005.07.09 | 落語 | トラックバック(1) | コメント(2) |

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