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なんなこういう人類崩壊直後の映画って多いような気がします。
アメリカの経済状態か政治を反映しているんでしょうか。
小説のロードのようなものかと思っていたら、なんのなんの戦闘につぐ戦闘...
ほうとうに血の気の多い国民です。
その上、BOOKがこれじゃあ救われませんね。
本末転倒映画の見本のようなストーリーでした。

[映画▼▼▽▽▽▽汁だく]
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2010.12.12 | 本  | トラックバック(0) | コメント(2) |

『イエメンで鮭釣りを』の作者と知らず読みはじめる。
ボジョレーの季節でちょうどいいかと思っていたのですが、あのときこれがなかったらというような崩れていく人生をさかのぼっていくようなリバース小説でした。
ワインをモチーフに高級ワインが酸化して飲めないワインになるのを皮肉に書いたのかもしれないですが、なんともいたたまれない物語。
『イエメンで鮭釣りを』よりもシリアスなイメージを受けたのは、現実にありそうな話だったせいかもしれないですね。
イギリスのユーモアは好きなのですが、これはちょっとブラックが過ぎたかも。
『イエメンで鮭釣りを』は映画化されるそうですが、博士の異常な愛のコミカル版のようなテイストになるとおもしろいかもしれないですね。

[本▼▼▼▽▽]

2010.11.28 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

星野智幸の書く物語の設定は幻想小説に近いようでもあり、シュールでもあり、リアリスティックでもある。
似たような作家をちょっと思い出せない。トテモオリジナリティのある人だと感じる。
今回も、途中から星野ワールドに引き込まれると、もうとてもじゃないけど抜け出せない物語世界にどっぷり浸ってしまう。
もともと、俺俺詐欺から題材を得ているのだけど、現代社会の若者たちを見事に描いているように感じる。
俺は一人称であるはずが他人称との境目がわからなくなり、複数の人の中を人格が行き来しているうちに自分が誰なのかわからなくなる。
自立とか個性とか主体性というのもがあるのかないのかを明確にしろと突きつけられているように感じる。
でも、そこに明快な回答もない現代の世界そのもの。
俺俺で発したものが、すべて自分にふりかかる。すばらしいストーリーテラーだと思います。
実はこれは私たちの生活に一番近いところにあるホラーだと思うとこれ以上に怖いものもないですね。

[本★★★★★]

2010.10.11 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

昭和を舞台にした人情ものかと思い込んで読んでみたら、その町に生きる人たちの見る幽霊話でした。
怖い幽霊ではなくこの世になんらかの未練を残してるか、残された人の思いがベースになっているので人情ものといえなくないかもしれません。
ただ、ストーリーは必ずしものめりこむような深みもなくエンターテイメントとして読むといいかもしれませんね。

[本★★★☆☆]

2010.10.11 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

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多和田 葉子 (著)

多和田さんの独特の世界観はとても好きなのですが、今回は女の行き方をテーマにしたような内容でちょっとなんとも言いがたい内容でした。男性からするとわからないというのが正直なところですね。
小説構成は若干のひねりがある程度で、淡々と筋を追うということでよいのだと思います。
一人ひとりに特徴ある名前をつけたりするあたりもかえって違和感があってなじめませんでした。

[本▼▼▼▽▽]

2010.09.16 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

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イアン マキューアン (著), Ian McEwan (原著), 小山 太一 (翻訳)

久しぶりのイアン・マキューアン。
出だしこそ難解な文体が続いて、この先どんな話になるのかと思っていたら、どんどん大衆小説的な読みやすさになっていって、こんなに一日で事件が起こるかというようなてんこ盛りエンターテイメントでした。
さすがに有名作家と思わせるところはあるものの、深く考えさせるような作品ではないのかな。
とはいうものの背景にはイラク問題などがしっかり置かれているところもあり、ニュースと現実が不可思議につながっていくあたりはうまいところですね。

[本▼▼▼▼▽大盛]

2010.09.16 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

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ヒース・レジャー (出演), ジョニー・デップ (出演), テリー・ギリアム (監督)

久しぶりのテリー・ギリアム節。こういうのを見たかった。今回はさすがに期待に違わぬ傑作でした。
ストーリー設定、映像ともにとても満足のいくものでした。
パルナサス博士の旅芸人一座が見せる「イマジナリウム」を使った欲望世界は魅惑的です。
悪魔とパルナサス博士のなんだか理不尽な駆け引きも人生そのもののようでなかなか楽しめます。

[映画▼▼▼▼▼]

2010.09.05 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

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げげげの女房のおかげで柳田國男の遠野物語にも少しは目を向けられているのだろうか。
経済や景気が悪くなると小さくまとまって内向きになりがちだけど、それはそれでいいのかもしれない。
明治以来続いた外向き志向の揺り戻しと言えなくもない。
この本は、写真家の守山大道氏の新刊と合わせておいてあったので手にした。
彼もなぜ遠野なのか釈然としないところもあるけど、日本人にとっては琵琶湖周辺の里山と同じように忘れがたい世界なのかもしれない。
最近の遠野はずいぶん変わってしまったらしい、それでも遠野は日本人の心に息づいていくのだろう。

2010.09.05 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

西欧と東洋が対峙する海峡のあるイスタンブール。
東洋から西洋に文明が流れ込んだオスマントルコの時代。
敵に捕らえられた一人のヴェネチア人がオスマントルコの自分そっくりの男に買われる。
師とよばれる男は西洋のすべてを知り、皇帝との関係をつくるために天文から生物、武器製造にいたるまでの知識を吸収しようとする。それは、わたしから生まれてからの人生の細部までを知ろうとするほど。
ある日、師はわたしはなぜわたしであるのかという疑問を持ち、自己を見出すのではない他者への転向という展開につながっていく。
なんとも哲学的な本で、主従関係となった二人の人間と文化が少しずつ交錯していく。自分を規定するものはなんだろうか。容姿、記憶、思想...対峙する環境にあればこそ考えることになる永遠のテーマなのかもしれない。

2010.08.22 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

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ダーレン・アロノフスキー

テレビドキュメンタリーみたいでした。
ちょっと期待していたので残念。
フカがひれをすべて切られて海に沈むところは海とまったく違うテーマとしてですがショックでしたねぇ。
人間のエゴを感じます。

[映画▼▼▼▽▽]

2010.07.17 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

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中島 京子

中島さんの直木賞作。
FUTONなどから続く、過去の消えかかった事実を文献を通じて現代とミステリアスにつなぐ作風がより完成されたものになっています。
今回は昭和初期の戦時期に小さな家出女中として働いたタキさんのノートが物語を紡ぎだしていきます。
女性の目から見た戦争と暖かな家族の様子、タキさんの青春、これらがとてもうまくつながりながら、最後の一通の手紙に流れ込んでいきます。
最終章の現代になったあたりからの展開は圧巻。せつなさと痛快さが入り混じったような心地よさでした。
ほんとうに小さな2畳の部屋のタキさんの思い出が広い世界と時間を越えてつながるような、とてもいいお話だと思います。
カズオオシグロの『日の名残り』の執事の女性版のようなところもあります。

[本★★★★★]

2010.07.17 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

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アントニオ・タブッキ (著), 須賀敦子 (翻訳)

イメージを断片にしたもの、あるいは断片からイメージするもの。
小説は起承転結がなくていいのではと思うことがときどきあります。
恋愛小説であり、自然文学であり、記録であり、紀行文であり、評論であり...その形式にとらわれず、テクストの連なりが豊かなイメージを無限に広げてくれます。
短編ですらない自由な創作にアントニオ・タブッキのらしさを感じます。
ポルトガルのはるか沖合にあるアソーレス諸島を訪れたくなる、それも数百年前の場所へ旅したくなる本です。

[本★★★★★]

2010.05.16 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

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出演: エミリー・ブラント, マリア・ベロ 監督: ロビン・スウィコード

小説のほうはおもしろかったんですが。
映画はどうにも平坦な人物描写で、深みがほとんどないですね。

[映画▼▼▼▽▽]

2010.05.05 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

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出演: カル・ペン, タブー 監督: ミーラー・ナーイル

出生の地と新しい生活の地との隔たりを行き来し、ゆれうごく家族の思いです。
もちろん中心であり主題にもなっているのは、ゴーゴリというロシアの小説にちなんで名づけられた主人公の息子。
父親の個人的な事件による命名と移民という2つの特殊性を人生のあり方として見せてくれます。
そんなことはどうでもいいとも言えるし、そんなもんだとも言えるし、それがすべてとも言える。
それが新しい環境で生きることだということなのでしょうね。
小説の映画化はむずかしいものですが、この作品に関しては成功したようですね。


[映画▼▼▼▼▽]特盛

2010.05.05 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

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